人生100年時代の災害に備える (2020.2.14)


日本が「災害大国」であることに、どなたも異存はないでしょう。しかも、近年は、昔のように「災害は忘れたころにやってくる」などと悠長なことは言っていられない時代になりました。世は人生100年時代。考えてもいなかった大災害に遭遇する機会も多くなると思われます。普段から、あらゆる場合を想定し、急場をしのぐ準備をしておくに越したことはありません。


◇◇◇日頃から心がけること


防災機関を含む非常時の連絡先をまとめておく。


①家族で安否確認方法など災害発生時の対応を話し合う。

大規模災害が発生した場合の安否確認の方法として次の方法がある。

 

・災害用伝言版~携帯電話やPHSのインタ―ネット機能を利用し伝言登録。

・NTT災害用伝言ダイヤル「171」にかけて自宅電話番号等に安否登録。

 対応を話し合うことで防災意識が高まり、災害時に役に立つ。



◇◇◇もしも地震が起きたら


①身の安全を守るため

・揺れが収まるまで頑丈なテーブルの下などに身を隠す。

・座布団など手近な物で頭を守る。

②野外で注意する事

・落下するガラス、倒壊する電柱などの下敷きにならないよう、建造物の近くを通ら

 ないようにする。

・道路の損壊や渋滞が予想される。原則として、車による非難は控えたい。

③火の元に注意しよう

・地震による火災などの二次災害を防ぐため、使用中のガス器具、ストーブなどは素早く

 火を消す。

・火にかけた「てんぷら油」、「煮立った鍋」などの高温の物には、揺れがおさまるま

 で、近寄らないようにする。

④正確な情報を把握しよう

・ラジオ、テレビ、インターネット(携帯電話)を活用する。 



非常持ち出し品を準備しておこう。


①非常持ち出し品を準備しておこう

非常食、飲料水、防寒衣、雨具、毛布、携帯ラジオなどや衣類(下着)、貴重品を持ち出しやすいようにしておこう。

②避難場所、避難経路を確認する

道路が寸断される場合を想定し、複数の経路を考える。

③大型家具等の転倒防止対策を講じておく。

・転倒防止グッズを効果的に活用

・重いものを高い場所に置かない



貴重品

〇現金(小銭も)

〇預・貯金通帳

〇印鑑

〇身分証明書

〇権利証書

〇健康保険証


衣類関係

〇上着・下着・靴下

〇軍手

〇タオル

〇毛布

〇雨具


応急医薬品

〇絆創膏

〇傷薬

〇包帯

〇消毒薬

食品関係

〇水(1人1日3リットル)

〇カンパン

〇缶詰・レトルト食品

〇栄養補助食品

〇アルファ化米

〇ドライフーズ

〇インスタント食品

〇梅干し

〇チョコレート

〇菓子類

〇調味料

〇粉ミルク・哺乳瓶(乳幼児用)

〇鍋・水筒

〇割り箸

〇缶切り

〇栓抜き


燃料

〇卓上コンロ

〇携帯コンロ

〇固形燃料

〇ガスボンベ

生活用品

〇生活用水

〇洗面用具

〇バケツ

〇ろうそく

〇スコップ

〇ビニール袋

〇生理用品

〇携帯ラジオ

〇底の厚い靴

(割れたガラスによる被害防止)

〇ヘルメット・防災ずきん

〇ライター・マッチ

〇ドライシャンプー

〇ビニールシート

〇トイレットペーパー

〇ティッシュペーパー


枕元には

夜、地震が起きたときに備え非常持ち出し品を用意しておく。飛び散らないように袋に入れておく。携帯電話。

〇携帯電話

〇布製ガムテープ

〇キッチン用ラップ

〇寝袋

〇ポリタンク

〇使い捨てカイロ

〇さらし

〇バール

〇新聞紙

〇電池

〇懐中電灯

〇紙おむつ

〇防寒用シート

〇その他

 

 


車の中には

バール・ジャッキー・テント・毛布・寝袋・ビニールシートなども、車中の取り出しやすい場所に用意しておきたい。



大震災で役立ったもの


〇公衆電話をかけるための10円玉

〇移動のための自転車

〇断水時の風呂代わりとしてドライシャンプー

 ウエットティッシュ・ボディ洗浄剤

〇居場所を知らせるためのホイッスル

〇水を運ぶためのポリタンク

〇調理のための携帯コンロ

〇救出や搬出のためのバール

〇女性の下着代わりに生理用品・おりもの用シート



◇◇◇救護、避難活動に協力しよう!


消防、警察の到着に時間を要する場合もある。

負傷者の救護、高齢者や障がい者などの避難に協力したい。