朝の散歩で見つけた路傍の花!陽の光にキラキラと輝く名も知らぬ美しい花。思わず一輪手折り、持ち帰る。そのまま、3日経つけれど美しさは変わらない。咲き替わっているのだ。咲いた花は一日で終わり、翌日は別の花が咲いてゆく。その命の終わり方に驚く。昨日まで咲いていた花びらは無い。何処にもない。見つからない。
ようやく気が付いたのは、花弁の外側にある緑色の「がく」が咲き終わった花をシッカリと包み込み、ガクリと頭を垂れていることだった。生命の自己完結…美しく咲いた後は周辺を汚すことなく、後片づけをしながら生命を終わる潔さ。人間の終活もこうありたいもの。そう思わずにいられなかった。
ところで、何という花なのだろう。名前がわからないので検索も不可能…
と思いきや、子どもが昔使っていた「ビジュアル生物」いう教科書を探し出し、ヒントはないかと開いたところ、ありました!
同じような写真が載っていた。
減数分裂の観察―「ヌマムラサキツユクサ」とある。「葯は6本」と書いてある。手元の花も同じく6本。だとすれば、この花はヌマムラサキツユクサに違いない。それが間違いではないことを後日知った。