デジタルライフ研究会発足


兼ねて考えていた消費者協会の会員で勉強する「デジタルライフ研究会」が船出をした。社会の仕組みが根底から変わる。私はアナログ派なので、DXを歓迎してはいない。しかし、デジタル化という世界の潮流を止めることはできない。付いていくしかない。


デジタル難民になることは、できるだけ避けたいもの。高齢者の為にと設けた研究会だが、デジタルを既に使いこなしている若い人たちの参加も多く、それらの方々の力を借りて前に進める所存である。そんな矢先に、突然、飛び込んできたデジタル庁デジタル監、石倉洋子氏の退任。

つい先日、デジタル庁にかける氏の思いを雑誌で読んだばかりなので、驚いた。72歳。高齢でも国のDXを推し進める最先端部署のトップとして輝く氏は、高齢者に不可能を可能とする力を与えたのではなかったか。



一億の民のことを真っ先に考えられていた。「ユーザーファースト」という一語に、その心意気が滲み出ていた。私たちの新研究会発足に、勇気を与えてくれる存在でもあった。残念である。希望の光を失った。

しかし、それでも進まなければならない。荒野にも等しい未来を見つめながら、時代の流れに取り残されないように歩を進めようと思う。