当別町長の宮司正毅氏も尊敬すべきお一人だ。
個人的にお会いしことはないが、2015.11.20に北海道大学で公開講座を聴講した。
テーマは「グローバルから北海道のまちづくりを考える」というもの。
国際的視点を持って、地域で行動するという思想をお持ちである。
ちなみに、宮司町長は、長年商社マンとして途上国アフリカでの経済発展に力を尽くされた方である。池上彰氏の著書「世界を救う7人の日本人」(日経BP社) に詳しい記載がある。
当時の講義メモを記しておきたい。
「グローカリゼーション→グローバルを見てローカルに活動する」
当別町の魅力は、スエーデンヒルズ。 電柱・電線がない。電線、電話線は全て地下に内蔵→広い空。
スエーデンハウスばかり建てている。退職後に生きる町として、自分が世界196国の中から選んだ当別町。
その潜在力にかけたい(ポテンシャリティ)。
ピカピカの北海道(平面多い)。
北海道は世界のブランド。夏の涼しさ・快適さ。スノーパウダー。豊かで広い自然。
豊富で良質な食糧と水。自立可能な有数の地域。
人口の減少は他の町より多い。Why?
世界は人口が増えている→水不足が必ずくる→北海道はない
世界の総人口73億→やがて112億に。71.5歳(世界の平均寿命) → 2100年・・・83.2歳(日本 →93.7歳)
<改善すべきこと>
・競争原理が働く環境を作ること
・顧客志向(ホスピタリティ)の育成
・脆弱な公共交通の改善
・企業家マインドの育成と企業誘致
・官の依存体質からの脱却
・JRと地下鉄の乗り入れができない→地下鉄がタイヤ使っているから。
・環状線が無いのでタテとヨコだけ。
・私鉄が全く走っていない・
・JRは人がいたら作る。いなくなったら切る。・/・
・私鉄なら開拓する→遠いところに球場つくる➡人は乗る
・世界の一流ホテルが札幌に一軒もない・
・ホスピタリティを学ぶ環境がない→一流のサービスがない
・中東の王族が来ると一族郎党を連れてくる→バス数台→落とすお金の額は3桁違う→観光収入増える
・かゆいところへ手が届くサービス・
・地震少ない。台風も少ない。本来なら人がもっと北海道へ来てもいい。
・自分で起業してというより補助金どこにあるんだろう。そこから始めている。
・企業家マインドが欠けている。
・北海道で獲れたメンタイコが何で博多でブランドになるのだ→味付けが良いからだ
・顧客は何を欲しているのか。・・
・寒い地域をこれだけ開発してきた。企業家マインドがあって開発庁ができたから。でも、無くなった。
・ニトリ→凄いブランド。こういう人を作っていく。
・何処にいけば補助金もらえるかというところから出発したのではダメ。民間の人は自立していけ。
・グローカリゼーション→地域に詳しくて、でも、世界でどう行動したらよいのか
・グローカルな人材を1人でも多く。北海道でも。当別町でも。
・グローカリゼーションを推し進める。
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