厚生労働省のモデル年金額(年収500万円) 平均賃金で40年間働いたサラリーマンと40年間専業主婦だった夫婦で65歳以上の場合。(注:架空の夫婦だよ)
40年間サラリーマンとして働いた場合、厚生年金は、年間約110万円。
国民年金は、約78万円(老齢基礎年金)× 2人=156万円 ⇒ 110万円+156万円=266万円(月に約22万円)となる。
政府は、平成16年の法改正で、標準モデル世帯における所得代替率が50%を確保できるように給付水準を調整することを定めている。(参考:国民年金法等の一部を改正する法律(平成16年法律第104号)附則2条 | 厚生労働省)。
所得代替率がズルズルと下がっていくと、年金受給者の生活が破綻してしまいますから、なんとしても50%は死守するんだ!ということ。
それでは、このモデル世帯(夫婦2人)が年金を受給し始める65歳時点の年金額(額面)は、その時点での男性現役世代の平均月収(賞与込み)の何%になるのでしょうね」。これが「所得代替率」です。(あなたが現役だった時との比較ではないからね。)
平均年収:500万 月収:41.7万 (41.7×12=500)ボーナスも入る *2019年度はどうかな?
現役男性の平均手取りの収入月額→35.7万円 この50%を保証するといっている。所得代替率。61.7%。こんなに貰えるの?
トリックがあるのよ。現役男性の手取り収入(社会保険料引かれた後)に対しての61.7%。もらう側の年金は(社会保険料が引かれていない名目なんです。このやり方、法律に書いてあるからね。批判してもムダ!
所得代替率の例(2019年度)
〇公的年金だけでは足りないよ。例えば…
健康悪化(ケガや病気)、離婚(妻からの三くだり半)、運用の失敗(金融機関の破綻、株価の上下)、地震・津波などの災害、
火事、交通事故で加害者になる・・・ことだってあるからね。
○ 備えとしてもっとも役立つのは「お金」と「健康」
リスク対策としての保険も考えてみる→生命保険・損害保険
車を運転すると人格が変わる! 自転車は「車両の仲間」(道路交通法)忘れないでね。
〇 貯蓄の法則 → 収入―貯蓄=支出
・自分の財産は自分で守る
・金利環境の変化に対応→家族全員の金銭感覚を磨く
・情報収集は〈新聞・雑誌〉などをこまめに
・金融機関を選ぶ時代(金融商品も自分で選ぶ)「何か良い商品ある?」→ 聞いてはダメ!
・たとえ銀行からであろうと勧められるままに金融商品を購入しない→良い話にはウラがある
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〇 家計のやりくり(節約と工夫) 家計簿をつけて家計収支・貯蓄残高の状況を把握→ 場合によっては生活見直し
○ お金は増やすより「減らさない」ことを第一に考える
〇 1万円札を崩すのは、一日でも遅く…ね。
①インフレによる「目減りの防止」→ 上昇率以上の金利で運用したいのはヤマヤマだが・・・
安心の三分法
② 悪質商法に注意→新聞、テレビ、消費生活センターで情報を得る
① 残すお金・・・・・葬式費用・相続税・子供や孫のために残さなければならない「お金」
② 備えるお金・・・・病気やケガ・介護費用・マイホームの増改築などに備える「お金」
③ 遣うお金・・・・・退職後の生活費・余暇を楽しむためや健康のために遣う「お金」
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さあ!この場合、夫(65歳)の平均余命は20年。85歳で死にます。その後、妻は4歳下なので、その時81歳。平均余命は、ま
だ、11年あります。生活費は全部で9307万円。ヒャーと驚きますね。長生き時代だから仕方がない。でもね。夫が亡くなる
までの20年間に手にする年金は、22万×12×20年で5280万もありますよ。その後、妻一人になっても国民年金65000に夫の遺族
年金(9000円×3/4=67500円)がでるので、一ヶ月132500円が11年間(1749万)。年金給付額は生涯で、5280万円+1749万
円=7029万円になりました。不足分は2278万円。この分は若いときから個人年金保険や生命保険、預金、その他の資産でカバ
ーしましょう。公的年金は、長生き時代に大きな力を発揮してくれることがわかります。
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