少子高齢化の進む日本では、終活の重要性について関心が高まってきています。
エンディングノートは、2010年にメディアや新聞など、様々な媒体で紹介され全国的に認知さ的に認知されました。
その後、エンディングノートの必要性が、理解され、大手出版社や金融機関、葬儀会社、NPO法人など、多種多様の業界から出版されました。その影響もあり、エンディングノートの普及率は、急速に伸び、高齢者世帯では、90%を超える認知度となり、普及率も80%を超えたと言われております。
エンディングノートとよく混同されるのが、「遺言書」ではないかと思います。
エンディングノートは、「遺言書」とは異なり、法的な効力がないため、エンディングノートへどんなに細かく、“財産をこのように分けて欲しい”等と書いても、法的な効力は発揮しません。『それだと、エンディングノートは、あまり意味がないのでは…?』と思われる人も多いですが、それぞれの違いを理解し、有用に活用することで、意味あるものとなります。
エンディングノートは、法的な効力がない反面、形式や書き方に囚われることなく、自分の希望や考えを自由に書くことができることが特徴です。また、財産については、「遺言書」で伝え、葬儀など供養についての希望や、余命宣告や脳死状態になった時の自分の考え等を伝えるのは、「エンディングノート」と、それぞれの特徴を活かして、活用できます。
『エンディングノート』を作成することよる効果は。大まかに次の4つが上げられます。
① 自分のこれまでの人生を振り返ることができる。
② 亡くなった後の希望・要望を伝えることができる
③ 残りの人生のあり方を考える。
④ 家族の負担を軽くできる。
病気による突然死や事故死、自殺死、災害により死亡した場合や認知症になった場合など、様々な理由により、その方は、ご遺族に何も伝えることが出来なくなってしまいます。『エンディングノート』を作成しておくことで、様々な要望、希望等を残しておくことができ、ご遺族の気持ちを和らげる助けになります。
『エンディングノート』は大切なご家族へのメッセージであり、ご自身とご家族にとってかけがえのないものとなると考えます。
その重要性は法的根拠を持つ「遺言書」に劣らないほどご家族にとっては生きる指標になり、ご自身には生きてゆく中で少しずつ重たい荷物を下ろし、その先の安らぎを得られるのではと思います。
ぜひ、『エンディングノート』を活用して豊かな人生とご自身の精一杯生きた証を綴っていただきたいと考えます。
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